Worlds in the Shell

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C.S.I. Vol.5

三つの死体にそれぞれの物語がある。ERに代表されるクィ−キーという複数のプロットが同時進行していく現代ドラマの傾向を取り入れ、三つの物語全てを過不足なく45分で収めている手腕は見事だと思う。

Xファイルと比べたら可哀想かな。ジェリー・ブラッカイマーがプロデューサーなんだけど、映画のようなドラマ、という意気込みで製作したらしく、確かにクオリティは高い。けど、ER、the X-FILESなど、すでに映画を超えたドラマの前例があり過ぎて、それほどの衝撃は受けない。

最近のハリウッド映画は嘘が多過ぎてつまらない。結果、リアリティを徹底的に追及しているドラマとの差が大きく開きつつある。ホームシアターセットの普及に伴い、映画を映画館で、なんて考える人はかなり減少するだろう。